フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が、新作『ル・アーヴル(原題)/ Le Havre』が招待されている第41回ロッテルダム国際映画祭で現地時間27日、トークショーを行った。しかしほろ酔い加減で登場したカウリスマキ監督は司会者の質問にまともに答えず、30分予定されていたショーを5分で切り上げ、観客から大ブーイングを浴びるハメとなった。
映画祭スタッフをてんてこ舞いさせるとんだお騒がせぶりを発揮したフィンランドの巨匠。しかし、警察に追われている密航途中の青年を町ぐるみで助けるハートウォーミング・ストーリー映画『ル・アーヴル(原題)/ Le Havre』は、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を皮切りに国内外の映画祭で数々の賞を受賞する高い評価を得ている。(取材・文:中山治美)
また、外国語映画賞はイラン映画の『別離』が受賞。同部門に初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)がノミネートされたアンジェリーナ・ジョリーは、主演男優賞候補入りしたブラッド・ピットとそろって登場したが、惜しくも受賞を逃した。さらに、長年にわたって映画界に貢献してきた人物を称えるセシル・B・デミル賞は、御歳74のモーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』、『インビクタス/負けざる者たち』)に授与された。